ヒプノセラピー

1958年にはイギリスで、1959年にはアメリカの医療学会で認められ始めた精神療法のひとつです。日本国内でも、近年、医療現場において、患者の心身における苦痛を取り除くために、催眠療法を用いる医師も増えてきています。催眠誘導によりリラクゼーションした状態で、潜在意識のリソース(資源)を引出すことや、潜在意識の記憶をたどり、抑圧された感情の開放とともに新たな気づきを得て今ここから進むことに繋げます。

ヒプノセラピーメニュー内容

当ルームでは、1~4の内容について受けられます。
▶ヒプノセラピーメニューご案内ページ

1. 心身のヒーリング・快眠促進

催眠状態では、生理的にリラクゼーション効果を得られるため、交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経の調整機能や免疫機能を高めることが期待できます。それにより、緊張状態からくる神経症状や、体調不良の緩和には大きな効果が見込めます。ストレス緩和や心身症の治療で知られている「自律訓練法」は、自己暗示によるものです。

2. 暗示療法

望ましい肯定的な思い込みや、成功イメージを無意識に根付かせることで、行動や結果に変容をもたらします。
緊張の対処、自信向上、目標に向けてモチベーションを高めるアプローチに有効です。
ダイエットセラピー、禁煙セラピー、イメージトレーニングにも使われています。

3. 退行療法・インナーチャイルドの癒し

~トラウマの対処に~
悩ましい負の感情(怒り、恐怖、悲しみ、罪悪感等)、ついつい繰り返す問題行動の解決アプローチの1つの心理セラピーです。催眠状態で、根源となる出来事に向き合い(意識化する)、感情を解放し、その時の出来事を学びとして統合します。
インナーチャイルドの癒しは、退行療法の中で行います。幼少の自分と向かい合い、癒し、自分自身を認め、受け入れていきます。
~自信回復に~
その他、過去の記憶を利用しての自信回復、自己肯定感を高めることにも使われます。暗示療法と重ねることで強化されます。

4. 前世療法

心理療法としての前世療法は、「前世はある」という前提ではありません。あくまでも、潜在意識から引き出した前世という物語を通して、望ましい状態や未来に向けての気づき、学びを得るものです。

◇ヒプノバーシング(催眠出産)

国内でもヒプノバーシングを行う助産院があります。お母さん、赤ちゃんが深いリラックス状態で緊張、痛みを和らげ出産できることを導くものです。

よくある誤解

ここで、よくあるヒプノセラピー(催眠療法)にある誤解4つについてご紹介します。

Ⅰ. 意志をコントロールされる

催眠にかかると、意志を完全にコントロールされ、ヒプノセラピストの力に完全に屈服してしまうと思っている人も多いはずです。しかし、催眠とは、主観的なもので、自己暗示の力によるものです。
映画の主人公になりきり、悲劇であれば悲しみ涙したこともあったのではないでしょうか?
映画館を出た時は延々と、その主人公のままでしょうか?
あなた自身が、その映画の世界から抜け出しているのです。これと同様で、自分が嫌だと思えば催眠にかかることはないのです。

Ⅱ.意志の弱さ

意志の弱い人は催眠にかかりやすいと思われがちです。しかし、実際には催眠にかかるには集中力が必要なのです。電車内で本やスマートフォンに夢中になっていて、すっかり乗り過ごす。ということはなかったですか?
あっという間に時間が経過している時って、どんな時でしょうか?
この状態が、催眠状態でもあるのです。これらは、意志の弱さは関係しませんよね。

Ⅲ.秘密が明かされてしまう

催眠にかかると、聞かれたことを自分の意志とは関係なく、無意識のうちに話してしまうと思われがちです。しかし、催眠状態とは意識がなくなっている状態ではありません。催眠状態にあっても、意識はありますので、言いたくないこと、言ってはいけないことを話してしまうことはありません。また、やりたくないことは、拒否することもできます。これも、Ⅰ.意志をコントロールされる と同様です。映画を主人公になりきってみている中でも、トイレに行きたくなったら、抜け出せるのです。

Ⅳ.催眠から覚めないという恐れ

催眠にかかると、目が覚めなくなるのではないかという不安を持っている人は多いと思います。しかし、実際は、すべての催眠は自己暗示の力であるため、必要であれば催眠療法中でも、自分の意志で目覚めることができます。また、催眠は睡眠ではありません。睡眠薬などのように睡眠状態で意識がなくなるということはないのです。

まだまだ詳しいことが聞きたいという方は、お試し体験のメニュー もあります。お気軽にお問合せください。

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